標高1955メートルの西日本第2の高峰。安徳天皇の剣を山中に隠したという伝説からこの名が付いたとされ、古くからの山岳信仰の霊場としても有名です。登山道のなかほどまでリフトで行く事ができ、リフトを降りて40分ほど登った頂上には剣山本宮宝蔵石神社があります。その社殿裏の磐座、宝蔵石にパワーがあるとされています。更には、ユダヤの「失われたアーク」が隠されているという説などの不思議な話も・・・
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古くからの山岳信仰の霊山
標高1955メートルの西日本第2の高峰。安徳天皇の剣を山中に隠したという伝説からこの名が付いたとされ、古くからの山岳信仰の霊場としても有名です。登山道のなかほどまでリフトで行く事ができ、リフトを降りて40分ほど登った頂上には剣山本宮宝蔵石神社があります。その社殿裏の磐座、宝蔵石にパワーがあるとされています。更には、ユダヤの「失われたアーク」が隠されているという説などの不思議な話も・・・
長年、社地が不詳だった神社!
1892年に作られた神社で、実は何ともいわくつきの場所なんです。というのも元々は、『延喜式』の式内社である忌部神社の場所は長い間詳細が不明で、複数の神社が忌部の系譜を名乗っている状態でした。特に麻植郡山崎村(現・吉野川市山川町)と美馬郡西端山(現・つるぎ町貞光)の論争が激しく、これを仲裁するためにどちらでもない場所に社地を定めたものがこの徳島市の忌部神社なんです。眉山の中腹に位置し、歴史的にも興味深い場所にあると言われています。
御神木からパワーをもらおう
鳴門にある、阿波国を開拓した忌部氏の祖先神を祀っている神社です。「大麻さん」と呼ばれ、現在は徳島の総鎮神として信仰を集めています。何と、始まりは初代天皇の神武天皇の時代!との言い伝えがある古社です。境内に入ってすぐのところにある楠の御神木、また本殿周囲の神域がパワースポットとされています。これだけ古くからの由緒ある場所だけに、物凄い強力なパワーが宿っていると考えられているのでは・・・
鳴門の渦は最強!
山口敏太郎先生によると、「40歳以上の人たちは、あの「仮面の忍者・赤影」の卍党篇で、鳴門が激闘の舞台となり、大いに興奮した記憶があるはずだ。私もうず潮を見る度に脳内で赤影のテーマがエンドレスで廻ります!」との事ですが、鳴門には、人魚や海坊主、牛鬼伝説が残されており、うず潮の中で幽霊が浮き沈みしているという怪談もあるそうです。どちらにしろ、うず潮が巻き起こすパワーは強大であり、随一のパワースポットなのは確かでしょう。
かずら橋は揺らす為に作られた?!
徳島出身の子供は必ず幼稚園や小学生時代に訪問し、渡っている最中に両親や兄弟が必要以上にかずら橋を揺らし、苦い思い出になった人も多いのではないでしょうか(笑)。山口敏太郎先生は、小学校時代に担任の先生から「平家の落人が源氏の追っ手が接近した際に落としやすいように作られている」と聞いたそうです。大人になって訪問してみると、谷底から吹き上げる風が気持ちよく、なんともいえない爽快感があります。
土柱は徳島イチのパワースポット!
徳島の観光名所の一つとして有名な土柱ですが、実はアメリカのセドナに匹敵するパワースポットではないかと、山口敏太郎先生が強引に?プッシュされている場所。1934年(昭和9年)には国の天然記念物に指定されており、約800年前から存在が知られています。吉野川の水流によって削られ形成されたと推測されており、奇観ぶりは観光客の目を楽しませています。かずら橋やうず潮と並び、徳島に来た親戚を連れて行くベストポイントでもあります。
眉山に実は・・・
徳島市出身の子供は、遠足と言えば眉山にやたらに行かされたという軽いトラウマを持っているはずですよね(笑)。実はパゴダ平和記念塔という仏舎利(ブッダの骨)が納められているパワースポットが頂上に存在しているんです。この記念館は昭和33年に第二次世界大戦の戦死者慰霊の為に作られたものです。ブッダの骨が納められている、と聞くとスゴい不思議なパワーがある気がしてきますよね・・
四国八十八ヶ所の一番札所!
奈良時代に、聖武天皇の信頼も厚かった行基というお坊さんが開基したお寺。その後、御遍路の伝説でも有名な空海こと弘法大師が、人々のもつ八十八の煩悩をなくすため、四国に八十八の霊場を開こうと来訪し、21日間修法した事でも知られ、インド(天竺)の霊山を日本に移すという意から霊山寺と名づけられたとか。何といっても四国御遍路のスタート地点という事で、非常に意義のある神聖な場所として考えられています。
「ゲゲゲの鬼太郎」のレギュラー妖怪として人気のこなき爺は、我が徳島が誇るメジャー妖怪です。元々、昭和初期に香川県の民俗学者・武田明が山城町で聞き取り調査を行い、師匠の柳田国男に報告。柳田の著作「妖怪談義」に収録され、それを読んだ水木しげるが漫画のキャラに採用し、人気妖怪の座に駆け上りました。現地では山から爺の声で赤ちゃんのように泣く妖怪であり、本当に爺なのかどうかは誰もあったことはないのです・・・
牛打ち坊とは、かつて現在の吉野川市一帯を荒らしまわった吸血妖怪です。深夜に牛馬に忍びより、吸血して死に追いやると言われており、襲われた家畜には二つの牙による穴が残されています。寛政時代に書かれた古書『阿州奇事雑話』には、狸に似た怪物と表記されており、実際にあった怪物事件だと推測されます。家畜の血を吸う小型の怪物ということから、山口敏太郎先生はチュパカブラスと関連があるのではないかと睨んでいるそうです。
この奇石は毎夜毎夜、子供の声で通行人に「おっぱしょ、おっぱしょ」と呼びかけたといいます。迷子でもいるのかと思って声のする方に背を向けて、おんぶしてしまうと次第に重くなり、歩けなくなってしまうと言われています。伝説によると通りがかった力士(侍という説もあり)が、重くなったおっぱしょ石を地面に投げつけ、二つに割れてしまったとされており、今でも亀裂の後が確認できます。
鳴門には、不思議な鬼の伝説があります。かつて同地に生息していた鬼たちは人々を苦しめる悪鬼でしたが、名僧・法然の説話を聞いた鬼たちは、己の悪行を反省し、自ら命を絶ったと伝えられています。この鬼骨寺には、その自害した鬼たちの骨と歯、鬼たちの様子を描いた絵が残されていて、原則非公開ですが、予約すると見せてもらえる場合があります。なお、この鬼の歯と骨は古生代の大型哺乳類ではないかという説もあるんです・・・
徳島出身の作家・漫画原作者・ライター・オカルト研究家。
妖怪・都市伝説・UMA(未確認生物)・怪談・心霊スポット・UFO・日本史ミステリー・前世・格闘技・秘密結社・サンカ・忍び・幽霊・四次元・超能力・呪術など不思議分野の唯一のオールラウンドプレイヤー!!不思議分野において本格的な解説ができる作家であり、オカルト研究家である。テレビ・ラジオ出演が多く、TBS「クマグス」、テレビ東京「おはスタ」、日本テレビ「らじカルっ」、テレビ朝日「TVタックル」、関西テレビ「未確認思考物隊」、朝日放送「ビーバップハイヒール」などで活躍中。