第30走者｜にしおかすみこ

1994年、デビュー。ボンデージに身を包み、ムチを手に持った「女王様」キャラで、自虐ネタを話すピン芸でブレイク。そのほか、バラエティ番組で運動能力の高さや、料理の腕前を見せるなど幅広く活躍。最近では昔から大好きだったという落語を勉強し、「春風こえむ」という芸名で高座デビューも果たし、様々な顔を見せている。

長野には、美味しいものがたくさんある。リンゴ、葡萄、きのこ、信州牛、、、等々。何の取材でおじゃましても、大概、まず、お茶とおやきが出てくる。具は野沢菜、なす、卯の花など季節をたっぷり包みこんでくれる。１つ食べると、地元の方が「もう１つ」「こっちはフキ煮だよ」と、わんこそばのように勧めてくれる。取材が始まる頃には、お腹がパンパンだ。お茶も、一口、二口飲むと、すぐ満タンに注いでくれる。「お客さんに出すお茶は、途切らせないのが、信州の文化なんだよ」と、おばちゃんが教えてくれる。「そうなんですか」と言うと。「どうだろうねえ～ハハハ、、、」と。。。。。。適当だ。

温泉もたくさんある。
野沢温泉の共同浴場。確か、そこだけで13の浴場がある。泉質も雰囲気もそれぞれだ。
地元のおばちゃんが先に入っていて、「私が入っているのがぬる湯、隣はあつ湯」と教えてくれる。「あつ湯に入ってみようかな」と言ったら。「疲れがとれるよ」と。
まず、足先を入れてみる。「ダアアア、、、！」と、熱すぎておかしな声が出る。何度かトライするも、膝までつけることが出来ず断念。。そっと。。おばちゃんと一緒の、ぬる湯に入る。ぬる湯と言っても、けっこう熱い。肩までつかってホッと一息。「あつ湯、よく入れますね～」と言ったら。
「私、入ったことないわよ。熱いでしょ。私は、ぬる湯専門！ハハハ、、、」と。。。。。。どっと疲れが出る。

プライベートで、長野の小布施マラソンに出たこともある。
ハーフマラソンで、約21キロを小布施の景色を楽しみながら、大通りだけでなく、土手や野道など裏道も走る。給水所には、野沢菜、トマト、信州味噌をたっぷりのせたキュウリが出てくる。美味しい。全ての給水所でつまんで行くので、お腹がパンパンすぎて息苦しくなる。。
ワインも出てくる。小布施はワインも有名だ。「自己責任でお願いします」と貼り紙がしてある。皆、ガブガブ飲んでいる。楽しそうだ。しかし、ゴールまで、まだ6～7キロはある。迷った末に、万が一を考えて断念。
横を走る、おっさんが「飲んだ？」と。首を横に振ると、「なんだあ。酔っぱらったら、おぶってってあげるよ！」と。「ホントですか！？」と言うと。「小布施ジョーク！ハハハ、、、」と軽快に走り去った。。。。。。
そんなジョーク聞いたことない。。

長野は、景色も空気もいい。美味しいものもたくさんある。そして何より地元の方々があったかい。元気いっぱいになれる場所である。