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今や男女問わず一年中、珈琲を嗜む方が増えて言いますが、やっぱり寒い季節に飲む一杯は心身共に温まり格別ですね♪
そこで今回は、初心者でも楽しめる珈琲の美味しい飲み方や楽しみ方、そしてコーヒーの意外な深イイ話をお届けします!
教えてくれたのは…
自家焙煎ヒガシネコーヒー 代表兼 こはくの天使 マスター
市販されているコーヒー豆には大きく分けて『アラビカ種』と『ロブスタ種』の2種類。アラビカ種は風味豊かで高価、ロブスタ種は単調で安価と言われています。しかし、僕はこれに異論を唱えます。コーヒー豆はコーヒーチェリーと呼ばれる果実の種、つまりは、農産物です。ロブスタ種が安価なのは収穫量が多い(生産面積が広い)からであり、『単調』というのも逆に言うと『特化している』とも取れます。事実、ロブスタ種の豆はその特徴から深煎りされることが多いのですが、他の豆には無い甘い香りを放ちます。
コーヒー豆の産出国は60カ国以上、有名な品種だけでも30種類はあります。そこからグレード(格付け)などを言い出したらキリがありません。例えば、コロンビアだけでも『スプレモ、メデリン、エキセルソ』と3段階のグレードがあります。コーヒーの生豆は『コーヒーチェリー』から精製されるわけですが、その精製方法にも『水洗式』と『非水洗式』があります。詳しくは端折りますが、それによっても風味は変わります。
以上を踏まえた結果、僕がオススメするコーヒーの選び方は、「色々と飲み比べてみるといいんじゃないでしょうか?」です。手っ取り早く正解が欲しい方は、自分の好み(「苦いのが好き」とか「ミルクで割って飲む」とか)をお店の人に伝え、一緒に選んで貰うのが一番早いと思います。
基本的に、コーヒー豆は品種よりも焙煎の度合いによっての方が風味が変わります。浅煎りは『苦味が少なく香りが立っているが、味にコク(深さ)がない』、深煎りは『香りが損なわれているが、苦味が強くコクがある』。そして、品種の特徴によって「浅煎りが良いのか?深煎りが良いのか?」が決まってきます。
例えばヒガシネコーヒーの場合、ストレートコーヒーなら、『モカ、ガテマラ』は、香り高い豆なので浅煎り。『ブラジル、コロンビア』は、スタンダードでありバランスのとれた品種なので中煎り。『ジャワ、マンデリン』は、うっすらと油分が浮くくらいまで焙煎する方が品種の個性が出るので深煎り。そんな風に特徴付けしています。ブレンドコーヒーである『ヒガシネブレンド』や『こはくブレンド』『ビターブレンド』は、上記で引き出した個性を組み合わせて、色んな風味を作っています。
コーヒーの淹れ方の違い。それは、簡単にいうと『濾す編み目(メッシュ)の大きさ』の違いです。代表的なのを書くと『フレンチプレス(金網)、ネルドリップ(布)、ペーパードリップ(フィルター)』ですね。編み目(メッシュ)の大きさは『フレンチプレス(大)、ネルドリップ(中)、ペーパードリップ(小)』です。端的に言えば、メッシュが大きいと『雑味を含む豆そのもの味』がダイレクトに、メッシュが小さいと『雑味が取り除かれた洗練された味』になります。どちらが好きかは飲む人次第ですし、なんならその日の体調でも変わると思います。つまり、『コーヒーの淹れ方』は知識として持って置くと色んな楽しみ方が出来ます。
僕のオススメは『ペーパードリップ』です。ドリッパーにフィルターをセットし、挽いて粉にしたコーヒー豆を入れます。
ドリッパーに一気にお湯を注いで、まるで砂時計かのようにコーヒーを淹れる方がいらっしゃいますが、あれでは美味しさは引き出せません。
ヒガシネコーヒーは「どの品種がどう」と言うよりは、『コーヒー豆の焙煎の方法』が売りとなっております。その名も【水研ぎ焙煎】。お米のようにコーヒーの生豆を水で研ぐことにより、パーチメント(内果皮)やシルバースキン(銀皮)と呼ばれる『雑味の元』を洗い落します。(上記した『非水洗式』の精製方法の豆の場合は、特にこの雑味の元が多いです。)
そして、焙煎することにより豆の風味がよりクリアに、ハッキリと味わえるのです。ですので、是非、『水研ぎ焙煎したコーヒー豆』を試しに来てください。お気に召しましたら、豆のご購入を♪
コーヒーを飲むと、老廃物を排出する働きや筋肉の動きが活発になり、運動と併用することでメタボリック症候群や糖尿病の予防と改善に一定の効果があることが実証されてます。また、運動前に白湯を飲んだ場合よりコーヒーを飲んだ場合のほうがエネルギーの消費量が増えるという実験結果も出ているので、運動前にコーヒーを飲むとダイエット効果も期待できます。
※珈琲は多飲して効果が倍増するわけではありません。一日3杯程度までを目安に過剰摂取は控えましょう。