読書の秋特別企画 大人も子供も面白いえほんのせかい

今号は読書の秋ということで、親子で楽しめる「絵本」を大特集!!
徳島にゆかりある物語や今話題の絵本の世界を是非お楽しみください♪

Dr.コパ親子がお届けする
「開運」絵本!!

絵本

つもりやもり

つもりやもり

「やっているつもり」「知っているつもり」「言ったつもり」。弱気なときに、つい口にしてしまう“つもり”という言葉。でも、「つもり」はやっぱり『つもり』でしかありません。もし、この“つもり”を食べてくれるヤモリがいたとしたら……。NHK『みんなのうた』から生まれた、森に住む“つもりやもり”の子ども・パピと、町で出会った少年・トムの心温まる物語。是非、親子で「つもりヤモリ」の歌といっしょに読んでもらいたい一冊!

著者:
こばやしてるひろ・作 / のぶたともじ・文 / あやあこ・絵
出版社:
NHK出版 / 定価:1,300円+税

動画はコチラ
つもりヤモリ★ふりつけダンスムービー(NHK出版)
つもりやもり@Haneda Airport

小山助学館店長 オススメ絵本

絵本

かわいそうな ぞう

かわいそうな ぞう

この絵本は第二次世界大戦中に東京の上野動物園で実際にあったお話です。爆弾で動物の檻が破壊されたときに、猛獣が逃亡するのをおそれ殺処分されることになりました。ライオンやトラに毒を飲ませて処分し、ゾウのジョン、トンキー、ワンリーの三頭も殺されることになってしまいます。ところが、毒の入ったエサは食べず、毒を注射しようとしてもゾウは硬い皮膚に守られていて注射ができないので、エサを与えることをやめて餓死させようとする悲しい物語です。

著者:
文・土家由岐雄 / 絵・武部本一郎
出版社:
株式会社 金の星社 / 定価:1,100円+税

店長からのコメント

太平洋戦争の末期、上野動物園の象の話。動物園にも戦争があったということ、戦争は悲しいことを子供といっしょに考えて欲しい1冊です。

小学生のボクは、鬼のようなお母さんにナスビを売らされました。

小学生のボクは、鬼のようなお母さんにナスビを売らされました。

これは30年ぐらい前に阿波市で本当にあったお話です。農家に生まれ、家庭料理といえばナスビばかり、遠足の弁当といえば煮物ばかりと決して裕福ではないものの、笑顔いっぱいの家庭でした。ところがある日、お母さんは鬼になりました。毎日毎日、知らない団地に連れて行って、見た目が悪く市場で売れないナスビを売り歩かせたのです。お母さんが鬼になった理由がわかったのは、お母さんが死んだあとのことでした。

著者:
文・原田剛 / 絵・筒井則行
発行:
ワイヤーオレンジ / 発売:インプレス
定価:
1,400円+税

店長からのコメント

徳島県の田舎町を舞台とした実話。これから子育てをする方には是非読んでもらいたい本です。

ヤー、トモタチ

ヤー、トモタチ

この絵本は第一次世界大戦のとき、坂東俘虜収容所で俘虜生活を送ったドイツ兵捕虜と、地元住民との友情を描いた作品です。大谷焼きの作り方や鉄棒の練習、演奏会など奇跡的な交流の数々があげられています。ドイツ兵が帰国する日が近づき、お別れの演奏会がおこなわれたとき、日本で初めてベートーヴェンの交響曲「第九」が演奏されました。

著者:
製作/脚本・特定非営利活動法人ドイツ村BANDOロケ村保存会
絵:
近藤真由
発行所:
特定非営利活動法人ドイツ村BANDOロケ村保存会
定価:
1,300円+税

店長からのコメント

第一次世界大戦終了後の坂東俘虜収容所。松江所長とドイツ兵捕虜と坂東の人達が起こした心温まる奇跡の交流がわかる絵本です。

ビジネス書から文芸書・コミックまで、本のことなら小山助学館本店へ!
官報、チケットもお取扱いしています。

小山助学館 本店

小山助学館本店
  • 住所:徳島市万代町6丁目41-4
  • TEL:088-654-2135
  • 営業時間:10:00〜19:00
  • 定休日:年中無休

ママさん編集スタッフ オススメ絵本

絵本

ぽんぽんポコポコ

ぽんぽんポコポコ

いろんな動物が次々とおなかを「ぽんぽん」たたいていく絵本。「ぽんぽん」という楽しいリズムが心地よく、動物や赤ちゃん、お父さん、お母さんの動きや表情に癒されます。子どものおなかを「ぽんぽん」しながら読むとスキンシップがとれて◎。

著者:
長谷川義史
出版社:
金の星社 / 定価:850円+税

はらぺこあおむし

はらぺこあおむし

うまれたばかりの小さなあおむしは、おなかがとってもペッコペコ。月曜から土曜日まで毎日たくさんの食べ物を食べていきます。お腹が痛くなった次の日、ちょうちょになったのです。ページに穴が開いていて、あおむしが様々な食べ物を食べてあけた穴を表現し、子どもが楽しみながら読める仕掛け絵本。
子どもの好奇心を刺激しつつ、絵本全体がカラフルなので美的感覚も磨かれると思います。

著者:
エリック・カール作/絵 もりひさし 訳
出版社:
偕成社 / 定価:1,200円+税

しろくまちゃんのほっとけーき

しろくまちゃんのほっとけーき

しろくまちゃんがホットケーキを作ります。材料を揃えるところから始まり、失敗しながらホットケーキを完成させて友達と食べます。最後にはちゃんと後片付けも。食べる楽しみだけでなく、作る楽しさを教えてくれる一冊。
プライパンの上でホットケーキが焼き上がっていく様子はとてもおもしろく、料理の用意、作る、食べる、後片付けの過程を絵本を通して教えてあげられます。一緒にお料理するきっかけができますね。

著者:
わかやまけん
出版社:
こぐま社 / 定価:800円+税

もこもこもこ

もこもこもこ

空と地面しかない「しーん」としたところから突然、地面の一部が「もこっ」と盛り上がり、「もこ もこ もこ」と大きくなって「にょき」で「ぱくっ」、最後は「しーん」「もこ!」という不思議な絵本。
出てくる言葉は擬音ばかり。でもそれ以上の言葉は必要ありません。子どもの感性にはピッタリ!!

著者:
谷川俊太郎
出版社:
文研出版 / 定価:1,300円+税

きんぎょがにげた

きんぎょがにげた

きんぎょばちからきんぎょがにげます。部屋のあちこち、次から次へ。部屋の景色に紛れ込んでいるきんぎょを親子で楽しく探しながら、読み進めていく本。きんぎょを探す楽しみ、予想してあてる楽しみ、見つける楽しみを感じさせてくれる一冊。どちらが先にきんぎょを見つけるか競争するのもおもしろいかも。

著者:
五味太郎
出版社:
福音館書店 / 定価:800円+税

がたんごとん がたんごとん

がたんごとん がたんごとん

走る汽車に乗り込んでくるのは、コップやスプーン、リンゴやバナナなど身近なのもの。
「のせてくださーい」「がたんごとん」といった繰り返しの絵本ですが、絵も文もシンプルなので読みやすく、読み終えると「もう一度!」のリクエストが多い一冊。「だれがきたのかな?」と問いかけながら読むとコミュニケーションがとれますよ♪

著者:
安西水丸
出版社:
福音館書店 / 定価:700円+税