今回はゲストに、お笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部さんを迎え、故郷である東京の田舎!?
八王子の話から、CO-KEYとの思い出、意外な趣味の話まで面白エピソード満載でお届け!!

東京の地方?

CO-KEY(以下C): 久しぶり~!今日はヨロシクです!

渡部さん(以下W): ほんと久しぶりだね。よろしく!

C:
この対談は、毎回地方出身の有名人の方と、故郷トークなんかをしてもらうんだけど、渡部くんに関しては、故郷がこの辺(東京)なんだよね?
W:
そう。でも、八王子という、都内の人からはあんまり認められない、都民の日に休むと怒られるといった感じの場所だから大丈夫!(笑)
C:
ははは!まあ、東京の田舎ってことだね。けっこう西の方だよね?
W:
そう、かなりのウェッサイ(West Side)。1歩上行くと山梨、1歩下行くと神奈川です(笑)
C:
地方の人間からすると、東京っていうと、どこでも大都会っていう印象があると思うんだけど・・・。
W:
全然!解り易く言うと、新宿から中央線の電車に乗って、ちょっとウトウトしたりして目を覚ますと、外が雪で白銀の世界だったりするから。
C:
へぇ~、天気すらも違うんだ!?(笑)
W:
そうそう。あとは自然豊かな緑多き街なので、虫がデカかったり。
C:
昆虫のサイズまで!?(笑) では、そんな東京の田舎、八王子で有名なものとかはある?
W:
あるある。高尾山とかね。
C:
あ、それは有名だね。あと、ボクのイメージだと、大学が多い気がするんだけど。
W:
確かにそう。都心に比べ土地が安いので、一時期ババっと大学のキャンパスが出来たね。
C:
じゃあ、他には何かある?
W:
それは、なんと言っても外せないのが「北島三郎邸」ですね!(笑) あれはホントにどのタクシー乗っても「サブちゃん家」って言ったら連れてってくれますからね。
C:
サブちゃん邸が名物!?さすが、虫だけじゃなく人もでっかい八王子!!(笑)

少年時代

C:
そんな東京における地方・八王子に渡部クンはどれくらいいたの?
W:
小・中学はもちろん、高校も隣の日野市で、大学は横浜だったけど、お笑いの世界に入ってまた八王子に戻ったから、24、25までずっといたね。
C:
そこでどんな少年時代を送ったの?
W:
子供の頃は、東京の子なのに、つつじの蜜吸ったりとか、カブトムシ捕まえたり、山の中に秘密基地作ったりとか・・・。
C:
なるほど~。でも噂によると、かなりの野球少年だったとか。
W:
そうだね。小学校はリトルリーグ入ってたね。
C:
てことは、相当強かったの?
W:
ウチの八王子リトルリーグはすごかったよ。最終的に甲子園に3人行って、プロに2人なったからね。
C:
そりゃ、すごいなぁ・・・。でも、そんなチームでいて野球の道は考えなかったの?
W:
そりゃ~、もう小学校時代から企画外の凄いやつらを間の当りにしてたら、これは勝てん!と思うでしょ!!(笑)
C:
たしかに。でもその人達には感謝するよ。なんせ、そのお陰でこんな個性的な芸人が日本に生まれたからね(笑)
W:
ハハハハ(笑)

二人の関係

C:
ところで、渡部クンとはかれこれ10年近い付き合いになるのかなぁ?
W:
えーっと、初めて会ったのが確か95、96年だから・・・
C:
あ、余裕で10年超えてるね(笑) たしか初めて会ったのチッタ(川崎のライブホール)だよね?
W:
そう、ボクが日本語ラップ好きで、当時はイベントに足しげく通ってたからね。なので、その前からボクはCO-KEYを他の場所で見て知ってたけどね。何かスーツとか着て、やたらMCが長いラッパーがいるな~とか思いつつ(笑)
C:
あははは!ボクは歌うよりトークの方が長いですからね(笑)
W:
そんで、あの日もチッタにライブを見に行ってたら、CO-KEYがライブ中に、「ラップの韻とダジャレは紙一重だから、毎週ボキャブラ天国を見てる!」って言ったんだよね。で、その時ボクはちょうど、ボキャブラに少しだけ出てたので、これは~と思って、楽屋に行ったんだよね。
C:
そうそう。でもあれって、どうやってして楽屋に入れたの?
W:
そこは得意のハッタリ面で(笑) そんでCO-KEYを見つけて、「実はオレ、芸人で、ボキャブラ天国とか出てて・・・」って話しかけて、そこからだよね。ナンパから始まったくされ縁というか。
C:
いやでもホント、ボクもお笑い大好きだったから嬉しかったし、今もこうやって付き合えてるのは光栄ですよ。そーいえば、何年か前にNHKの「爆笑オンエアバトル」を渡部クンに内緒で見に行ったら、バレちゃったこともあったよね?(笑)
W:
あ~、そーだ!グランドチャンピオン大会だ! 偶然、楽屋のモニターに客席が映って、何か目立つのがいるな~と思ってよく見たら、アレ?っと思い、「コーキ、客席にいる?」ってメールしたんだよね(笑)
C:
そうそう。大事な本番前に余計なプレッシャーかけたくないから、終わってから言おうかな~と思ったら、見つかっちゃった!(笑)
W:
なんせ一人だけ、妙に怪しいヒゲヅラ男が客席にいて、モニター越しにもやたらと目立ってたからね(笑)
C:
あはははっ。でも、あん時はずっと苦労してきたアンジャッシュが見事優勝して、何か自分の事じゃないけど凄く感動したねぇ!
W:
あの日は相当ターニング・ポイントになったね。あれに優勝したから、他の仕事が凄い増えたし、「エンタの神様」とかにも呼ばれるようになったしね。
C:
つまり、あの日は色んな「笑いの神様」が降りてたワケだ~(笑)

徳島と八王子

C:
渡部クン、徳島来たことあるよね?
W:
ありますよ。こないだ、徳島でライブしましたよ。で、鳴門海峡に行って渦潮見たりとか、鯛飯食べたりしたよ。
C:
へえ~。じゃあ、メインの阿波踊りは・・・?
W:
見てない!見たいね~、ホント見たい!
C:
ちなみに八王子は何か名物踊りはあるの?
W:
あるよ、八王子音頭!
C:
それ、ぶっちゃけ聞いたことないけど・・・(苦笑)、スローテンポ?
W:
いや、結構アッパー。ちょっと演歌のノリも入ってるかな(笑)
C:
へぇ~、それは驚き!だって東京に来て初めて見た盆踊りのテンポの遅さにはビックリしたから。なんせ阿波踊りのテンポが普通だと思ってるから。
W:
いや~、本気で阿波踊り行ってみたいんだけど、時期はいつなの?
C:
毎年、お盆の時期だね。
W:
なるほどね。その時は東京とかに出ている人も戻ってくるの?
C:
もちろん戻って来るし、それ以外に阿波踊りが好きな人たちが全国からやって来るよ。是非、来年は・・・
W:
よろしくっ!!(笑)
C:
では最後に、渡部クンを育んだ故郷・八王子とは?
W:
やっぱり、都会のオアシスであり、原点だね。相方の児嶋も八王子だし、児嶋の先輩が今の事務所にいたから、その養成所に児嶋が入り、その後ボクも誘われ入り、アンジャッシュ結成したからね。
C:
まさに今の渡部クンの原点だね。
W:
そして気がつけばもう結成17年・・・、八王子のおかげです(笑)

こぼれ話~野球マニア~

C:
ところで、渡部クンと言えば、知る人ぞ知る「阪神ファン」であり、「高校野球マニア」だけど、東京出身で昔からの阪神ファンって珍しいよね?
W:
そうだね。クラス全員巨人ファンで、ヤクルトファンですら肩身が狭い中、一人だけ隠れ阪神ファンだった(笑)
C:
やっぱり東京はそうなんだ~。でもそんな中、なんでまた阪神ファンになったの?
W:
親が大阪の出張帰り、適当に駅で買ったお土産が「阪神の帽子」だったことだね(笑)。
C:
それもまたすごいきっかけだね~(笑) じゃあ、高校野球にハマったのは何で?
W:
ある年に、母校が甲子園行けるぐらい良いとこまできて、試合を見に行ったのよ。そこから他の強豪校を調べて、色んな所で見ている内にハマったね。今では専門雑誌の人とかとも仲良くなって、「どこどこに良い選手がいる」なんて話をしたりしてる。
C:
あははは!それもうスカウトマンじゃん!(笑) そういや、前に会った時は、携帯の待ち受け画面が82年、全盛期のマユミ(元阪神選手)だったけど、ちなみに今は?
W:
今の待ち受けは(携帯を取り出す)・・・、帝京高校の前田監督!
C:
それ、普通の人が見たら、ただのオッチャンじゃん!!(爆笑)

『エスケープ!』

C:
さて、そんな渡部クンが遂に小説家として、デビュー作『エスケープ』を書きあげましたね!おめでとう!
W:
ありがとう!お陰様でこうして出版させてもらえる事になって、そうそうたるメンバーに帯も書いてもらって、ありがたいですね。
C:
いやあ、アンジャッシュ渡部クンの作る凝ったネタからも、皆想像はつくと思うけど、相当ヤバイ内容だね。
W:
いや~、業界の人が褒めてくれるのが嬉しいですね。あとは、普段本を読まない人が結構読んでくれているみたいで、それも嬉しいですね。
C:
ホント面白いので、これはもう、アンジャッシュファンはもとより、色んな人に是非読んでもらいたいですね!
エスケープ!

『エスケープ!』

渡部 建

出版社:幻冬舎

[¥1365(税込)]

動画コメント

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