今回のゲストは現在、バラエティ番組や映画・ドラマ、更には歌手としてもマルチに大活躍中の沖縄県出身の山田親太朗さん!
故郷・沖縄の話はもちろん、姉である女優の山田優さんとの面白エピソードまで、本誌独占初公開の秘話満載でお届け~!!

沖縄について

CO-KEY(以下C): さあ、今日のゲスト、山田親太朗くんは沖縄県出身という事で、今日はたっぷり沖縄の話を聞かせてください!

山田親太朗(以下Y): はい、よろしくお願いします!

C:
では早速、沖縄の事を色々聞きたいのですが、実は・・・、僕まだ沖縄に一回も行ったこと無くて・・・(苦笑)
Y:
あ、そうなんですか!?
C:
なんか、周りの人達からすごく楽しいって話を聞きすぎて、自分への何かのご褒美と思って、いまだにとってあるんです。まあ、沖縄の友達いわく、沖縄行ったことないくせに「顔は沖縄県民」って言われてるんですけどね(笑)
Y:
ハハハッ!たしかに、僕の友達に似てる人はいます(笑)
C:
やっぱり・・・(笑) まあ、それと関係してるかは全く謎だけど、沖縄県民も、僕らの阿波踊りと似た感じの、踊りがあるよね。
Y:
はい、「カチャーシー」って言います。
C:
その「カチャーシー」っていうのはどういう時におどる踊り?
Y:
あれは、おめでたい時に踊るんです。なにかのフィナーレにみんなで踊ったりとか。
C:
へ~、カチャーシー祭りとかがあるわけじゃないんだぁ。じゃあ、どこかでみんな教えてもらってるの?
Y:
いや、誰かに教えてもらうとかじゃなくて、小さい頃からまわりが自然と踊ってるんで、気づいたら踊れてるんです。
C:
それ、すごい!でも、カチャーシー踊ってる時って、誰かがその横で三味線みたいなの弾いてるイメージがあるんだけど。
Y:
三線(さんしん)の事ですね。誰かが踊りだすと、誰かが三線を弾きだすんです。
C:
えっ!三線ってそんなに何処にでもあって、誰でも弾けるの?
Y:
結構どこの家やお店にもあって、だれかしら弾けますね。
C:
はぁ~、なんか映画とかで観た事ある光景そのまんまなんだねぇ。
店員さん:
「はい、おまちどうさま!」(ここで料理が到着)
C:
わーー、美味しそう!!やっぱり沖縄といえば、独特の呼び方や変わった食材を使ったこの沖縄料理が有名だよね!
Y:
そうですね。メジャーなのだと「沖縄そば」とか、「ゴーヤチャンプルー」、「海ぶどう」、沖縄の県魚でもある「グルクンのから揚げ」とか、あと「タコライス」なんかもありますね。
C:
わ~、それ全部好き!(笑)
Y:
他には、あぐー豚っていう種類の豚もいて、豚肉料理もいっぱいありますね。沖縄そばにあばら肉を入れた「ソーキそば」や「ラフテー(豚の角煮)」、「スーチカー(豚の塩漬け)」、それに耳は「ミミガー」、顔は「ツラガー」って言って食べますね。
C:
何か連続で言われると一瞬どこの国の料理か分かんない!(笑)
Y:
それだと、僕たちの音楽ユニット名にもなってる「サーターアンダギー(沖縄風ドーナツ)」の他に、おやつ系だと「ポーポー」や「チンビン」なんてのもありますよ(笑)
C:
「ポーポー」に「チンビン」!?何それ?なんか相当カワイイネーミングだけど・・・
Y:
両方とも薄くのばした生地に、アンダンスー(肉味噌)や黒糖を混ぜて、丸めて食べるクレープみたいな食べ物です。
C:
それは、初めて聞いたなぁ。じゃあ、親太朗くんが個人的なオススメや好きな食べ物はある?
Y:
オススメは、「天ぷら」ですね。沖縄のは普通のと見た目も味も違うんで是非、食べて欲しいです。あと、個人的には「もずく」が大好きで、名物の「もずくの天ぷら」もですが、特にお酢を沢山入れて食べるのが好きです!「酢好きに医者いらず」ってね。
C:
そんな言葉あったけ?
Y:
SMAPの中居さんに教えてもらいました。きっとクイズ番組で役に立つぞって・・・(笑)
C:
ハハハハッ!それにしても、これだけ料理の呼び名が違うってことは方言も相当スゴそうだよね。
Y:
もう全然違いますね。僕も沖縄帰ると方言ばっかりになりますよ。
C:
へ~。「メンソーレ」が「ようこそ」って意味なのぐらいは知ってるけど・・・。
Y:
他だと自分の事「わん」って言いますね。自分たちだと「わった」ってなって、「わったぬーそーが」で「俺たち何しようか」って意味になります。「なに」が「ぬー」っていうんで、中学生ぐらいでケンカになるとお互い「何だ!」って意味の「ぬー!」と、相手の事を「やー」って言うので「やー!」、「ぬー!」ばっかり言いあってる大群になりますね(笑)
C:
もう、動物の鳴き声にしか聞こえない!!(笑)

上京物語

C:
さて、次は親太朗くんの沖縄時代の事を聞きたいんだけど、小さい頃はどんな子供だったの?
Y:
基本人見知りで、シャイで、人前に立つのは苦手な子供でしたね。
C:
そうなんだぁ。でもそんなシャイな性格の一方、資料によると・・・お姉さんであるモデル・女優の山田優さんと同じ、沖縄アクターズスクールに通ってたみたいだけど、それはお姉さんの影響?
Y:
それもあるんですけど、友達に誘われて遊びでオーディション受けたら、そのオーディションでグランプリとっちゃって、それで通うことになったんです。でもその時はそんなに本気じゃなかったので一年も行かず辞めちゃいました。
C:
そっか~、って事は小さい頃は芸能界に憧れとか興味は無かったんだね。
Y:
自分が芸能人になるとは全然思ってませんでした。
C:
それじゃあ、いつごろから芸能界に興味を持ったの?
Y:
芸能界というよりは、高校2年の時に東京に遊びに行ったら、すごい都会で、沖縄だと軽自動車ばっかりだのに、ベンツとか外車ばっかり走ってるのを見て、自分もいつかあんな外車に乗りたいなって、東京に住む事に憧れたんです(笑)
C:
そっちが先だ~(笑) それで結局、いつごろ上京したの?
Y:
高校卒業して、しばらく地元で大工の仕事をした後、高校生から居酒屋のキッチンでアルバイトをしてたので、料理人になりたいと思って20歳のころ上京しました。
C:
・・・てことは、お姉さんは、その大分前から東京にいたんだよね?
Y:
はい、僕が中一の時からお姉ちゃんはずっと東京にいましたね。
C:
じゃあ、お姉さんは上京するにあたり何て?
Y:
自分が東京に出てきた時は冬だったんですけど、沖縄は暖かいのでどういう服装していいか分からなくて・・・。とりあえず一張羅で行こうと思って、ダブルのスーツにセカンドバック持ってお姉ちゃんに会いに行きました(笑)。
C:
ハハハッ、会ったらお姉さんはどんな反応だった?
Y:
会った瞬間、「なんてカッコしてるの!恥ずかしいからやめて!」って怒られて(笑) すぐ、近所の服屋に服買いに行かされ、翌日には髪型もありえないって髪切りに行かされました・・・(笑)。
C:
ハハハハッ!ちなみにそれは何年ごろ?
Y:
2006年ですね。
C:
そんな昔じゃないのね・・・(笑) で、それからどんなきっかけで芸能界に?
Y:
たまたまお姉ちゃんといたら、お姉ちゃんの事務所の人が「ウチに入れよ」って言ってくれて、「じゃあ、お願いします」ってなったのがきっかけですね(笑)
C:
あら、またそれは単純な動機だね~・・・(笑) でも、もともとの性格からすると人前に出る仕事だから大変だったんじゃない? 
Y:
そうですね。しかも最初はめっちゃなまってて、皆から何しゃべってるかわからないって言われて・・・。会話も出来ないから、友達もできないし…。
C:
たしかに、さっきのような「やー!、やー!」って、方言でしゃべられたら何言ってるかわからないかもね(笑) じゃあ、それからどうしたの?
Y:
それがしばらくすると、先輩になぜかわからなかったんですけど気に入られて、よく飲みとかに呼ばれるようになったんですよ。
C:
何でそんなに気に入られたんだろうね。
Y:
いや、僕も不思議でその理由を聞いたんですよ。そしたら「何しゃべってるか分からなくて面白い」って・・・(笑)
C:
ハハハハッ!!でもそういう天然なとこも含めて面白かったんだと思うよ。
Y:
自分では通じてると思って、毎回一生懸命話してたんですけどね(笑) でもそのお陰で、色んな人達とちょっとづつ心許せるようになって親しくなれて、仕事にも慣れていきました。
C:
いや~、しかしその先輩がある意味、親太朗くんの才能の第1発見者だね(笑)

大切な場所

C:
そこから、今のキャラクターが確立されてバラエティ番組での活躍はもちろん、役者としてだったり、最近では音楽ユニットでも活動してるわけだけど、個人的にはどれがいちばん好き?
Y:
やっぱりバラエティが一番好きですけど、今は役者もすごく楽しいしですね。特にこの冬公開される沖縄が舞台の映画「琉神マブヤー」は、もともと沖縄のテレビ番組だったので、沖縄の人にとっては仮面ライダーよりポピュラーなヒーローですし、そんな故郷のヒーローを演じられたのは、本当に嬉しかったです。
C:
その映画はメインキャストもほとんど沖縄出身の人たちだよね。
Y:
そうですね、ISSAさん(DA BUMP)やガレッジセールさん、そして友情出演の仲間由紀恵さんとか・・・、しかもロケも全編沖縄だったので本当楽しかったです。
C:
それは、本当役者みょうりにつきるね。それでは、そんな故郷を舞台にした映画の主演も務めるようになった山田親太朗くんにとって故郷・沖縄とはどんな場所か最後に聞かせてもらえますか?
Y:
すごくシンプルなんですが、プライベートでも仕事でも色んな意味で、こうしてずっと繋がっていられる本当に大切な場所です。
C:
今日はありがとうございました。
Y:
ありがとうございました!

~こぼれ話~

C:
そういや、ISSAだったり、共通の友達や仕事の繋がりで、何度か一緒の現場にはいたりしたから、こっちは一方的に知ってたけど、こうしてちゃんと話すのは初めてだよね?
Y:
そうですね。でも実は、僕も前からCO-KEYさんの事は知ってて、「ALL I NEED」のCDとか持ってますし、ライブも観に行った事あるんですよ!何気に今日も聴いてきました(笑)
C:
えーっ!それは嬉しいなぁ。じゃあ、音楽は普段から良く聴いてるの?
Y:
はい、大好きです。まだ、本格的な活動はしてないですけど、最近は地元出身の友達とバンド組んだりしています。というか、CO-KEYさん僕達のバンドの曲に参加してください!
C:
おっ、一緒にやっちゃう!?
Y:
やりたいです!
C:
じゃあ、この場でコラボ決定!?(笑) 
動画コメント

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