今回のゲストは、有名アーティストの振付師として活躍する一方、おネエキャラとしても大人気のKABA.ちゃん!
故郷・福岡の話はもちろん、デビューから現在に至るまでの破天荒すぎる半生を、爆笑エピソード満載でお届け♪

故郷・福岡について

CO-KEY(以下C): お久しぶりです!映画「阿波ダンス」で自分の曲に振りを付けてもらって以来ですかね。

KABA.ちゃん(以下K): そうね。ホントお久しぶり!

C:
さて、今日はKABA.ちゃんの故郷・福岡の話を聞きたいのですが、出身は福岡のどの辺ですか?
K:
福岡市の博多区で、博多駅や空港、中州がある地区です。隣の天神や親不孝通りがある中央区の人が都会っ子なら、博多区は下町っ子ですね。
C:
なるほど~。そんな広い福岡には、有名なグルメも色々ありますね。
K:
ラーメン、モツ鍋、水炊き、明太子…本当に色々ありますよ。
C:
その中でもオススメはあります?
K:
それだと、いさ屋さんの明太子ですね。昆布を刻んだタレに漬け込んであって、別で付いているこの秘伝のたれが美味しいんですよ。だしに深みとコクがあるし、お取りよ寄せも出来るんで是非食べてみてください♪
C:
美味しそう~!他にも個人的なお気に入りとかあります?
K:
韓国とも近いので韓国系の美味しい焼肉屋も結構あるんですよ。その中でも辛いもの好きの私は、玄風館が一番のお気に入りです。本当にびっくりするくらい辛いけど、美味しいんです!
C:
わ~、久々に福岡行きたくなってきますね。もし行ったら観光的にはどこが良いですかね。
K:
定番だと、太宰府天満宮やソフトバンクホークスの福岡ドーム、ショッピングモールのキャナルシティとか・・・。それ以外だと、昔は志賀島によく家族で海水浴に行きましたね。今は海の中道公園って新しい所が出来て、水族館のマリンワールドや福岡タワーとかもそこにあって、デートコースの定番になってますよ。
C:
それは要チェックですね。その他に福岡といえば、お祭りのイメージもあるんですが・・・
K:
そうですね。お祭りも大きいのが二つあって、一つは五月の博多どんたくで、老若男女が仮装してシャモジを叩いて町を練り歩き、町に作られた舞台や広場で踊るお祭り。もう一つは七月の博多祇園山笠で、山笠っていう大きいお神輿(山車)を引いて競い合う、男らしい祭りです。どちらのお祭りも迫力があって楽しいですよ。
C:
それは、祭り好きな徳島県民も楽しめそうですね!では、KABA.ちゃん一押しの観光スポットとかってあります?
K:
お祭りなら、他にも秋の筥崎宮の豊穣祭とかもありますが、やっぱり、私の一押しといえば中洲にある、金魚ママのいる老舗のゲイバー「ショーハウスギャグマン」ね!ショータイムもホント面白いし観光客にも絶対オススメよ!
C:
おおっ!まさしくKABA.ちゃんならでは!!(笑)

デビューまでの道のり

C:
さて、今度はそんなKABA.ちゃんの幼少期の話も伺いたいのですが、そもそも何時ごろから男子の方が好きな事に気付きました?
K:
もう幼稚園からですね。だから友達は女子の方が多かったし、自分も女の子だと思ってました(笑)
C:
え~〜っ!!
K:
なんか親にも「大人になったらお嫁さんになる!」って言ってたみたい(笑)
C:
マジですか!?じゃあ、いつ自分が男の子って気付いたんですか?
K:
体育の授業で男女別々にされた時に、初めて自分は違うんだって気付きましたね。
C:
なんとも切ない・・・。では、そんなKABA.ちゃんが今のタレント活動に繋がるきっかけとなった、ダンスに興味を持ったのは何時ごろですか?
K:
ダンスというより、私はもともとピンクレディーや聖子ちゃんが大好きでアイドルになりたかったんです!それで16歳の時、将来何になりたいか真剣に考えて、小さい頃からの夢だった「アイドルになりたい」って兄に相談したら、「その年齢なら、もうデビューに向けて活動してないと難しいと思うけど、だったらダンスでも習ってみたら」ってアドバイスくれたんです。それで、近くにオープンしたスポーツクラブに見学に行ったら、大好きな映画「フラッシュダンス」に出てくるような先生がいて、「この先生に習いたい!」って思ったんです。その先生の勧めで、バレエとか色々なダンスを一生懸命やってたら、ある日「本当にダンスで食べて行きたいなら、東京行きなさい」って言われて、18歳の時上京する事にしたんです。
C:
実際に東京に来てからはどんな活動を?
K:
最初は、色んな所にレッスン受けに行きましたね。そこでやっと、「ここだ!」っていうダンススタジオを見つけて、それが後のTRFのSAMさん、ETSUさん、CHIHARUさんがいる所だったんです。
C:
お~。まさに運命的な出会いですね!
K:
そう。そこにまた1年位通って20歳になった時、先生から「本場のレッスン受けてきた方がいい」って言われて、それからお金貯めて今度はニューヨークに行くことにしたんです。
C:
ほ~、今度はアメリカですか!で、実際本場に行ってみたらどうでした?
K:
もう彼氏も出来ちゃって、永住しようって考えました(笑)
C:
そっちっすか~!?(笑)
K:
もちろんダンスも好きでしたよ!(笑)でもビザの関係で悩んでた時に、日本のスタジオのオーナーから「今後色んなダンスの公演をやって行きたいから戻ってこない?」って言われて、このタイミングで誘われるって事は、日本に帰れって事だと思って帰国しました(笑)
C:
毎度決断が早いというか、フットワーク軽いですね~(笑)
K:
そうなの。昔から何でも良いと思ったらすぐ流れにノっちゃうのよね(笑)
C:
でも結果、帰国後は念願のプロのダンサーになれたんですよね?
K:
そうですね。でも、ちょうどその頃、SAMさん達がテレビに出だして、TRFを結成して活躍しているのを見て、私もアイドルの夢が蘇って葛藤はしてましたね・・・
C:
それからどう事態は進んだんですか?
K:
またそれも縁で、たまたまその時、総合演出が小室哲哉さんで、TRFや内田有紀ちゃんが出演するミュージカルの仕事が舞い込んできたんですよ。そこでTRFさん達が「この子。オカマなんですよ」って小室さんを紹介してくれた事もあって、その後華原朋美ちゃんのダンスレッスンとデビュー曲の振り付けを担当する事になったんです。これも面白い話で、先生が男性だとスキャンダルが心配だし、女性だとケンカになったりしたら困るからって、ちょうど「間」はいないのかって時に私を思い出してくれたみたい(笑)
C:
まさにKABA.ちゃんしかありえない、キャリアが活かされたんですね!
K:
ホントそうね(笑) それがきっかけで、小室さんからまた安室ちゃんの振付も誘って頂いたり、「今度オーディションやるから受けてみない?」って言われて応募したのがASAYANのTV番組で、最終的に視聴者投票で選ばれちゃって、「dos」のメンバーとしてデビューする事になったんです(笑)
C:
お~、遂にある意味アイドルの夢が叶ったんですね!
K:
まあ、スタッフからは、絶対おネエな雰囲気は出すなって言われましたけどね(笑)

KABA.ちゃん誕生

C:
では、今のKABA.ちゃんというキャラはいつ解禁したんですか?
K:
それは結構先で、「dos」を休業してアメリカにまたダンス留学して帰国後、お世話になってた方の事務所に一時期所属して、本名の椛島永次として活動した後ですね。
C:
いわゆる役者時代ですね。
K:
そう。でもこんなだから、男役とか出来なくて、また悩んでだ矢先に、SMAPの振付を頼まれたんですよ。それで「世界の一つの花」とか、2004年くらいまでSMAPの振付を担当させて頂いたんですけど、その間に笑っていいとも!のレギュラーが決まって、そこで遂にカミングアウトしたんです!
C:
お~!ただ、その時期から比べると、最近は更にビジュアル的にパワーアップしてますよね(笑)
K:
今のスタイルになったのは、若槻千夏さんが、自身のブランドのモデルとして使ってくれて、今みたいなカッコをしたんですよ。それでたまたまTVに出たのがきっかけですね。今は好きなカッコができて本当に楽しいです♪
C:
じゃあ、今はもうアイドルの夢は諦めました?
K:
いやいやそれは別!前もブスとオカマのユニットって言うのを勝手に作って売り込みに行ったんですよ。同い年のオカマのミドリちゃんと坂本ちゃん、光浦靖子と私の4人組で女装してね(笑)
C:
完全に光浦さんは女装でないですが(笑)、結果はどうでした?
K:
2曲も頑張って作って、パリでPV撮影までしたのに、まぁ~、どこも扱ってくれなくて(笑)
C:
ハハハッ!見事撃沈したんですね(笑)
K:
でも、あれは2006年位だったから、ちょっと早すぎたのかも・・・(笑)
C:
では、アイドル姿のKABA.ちゃんをいつか見れる事を願いつつ(笑)、最後にKABA.ちゃんにとって故郷・福岡とは何か聞かせてください。
K:
福岡のダンスの先生がいなかったら今ここにいないし、ダンスの基本もすべて福岡で学んだし、今も憧れるアイドルの願望も全部福岡で培われているし、福岡は私のメイクで言う所のベース、下地ですね。
C:
博多はKABA.ちゃんというキャラクターのベース。イイですね!また徳島も遊びにきてください♪
K:
行きたいで~す!!
動画コメント

今回のゲスト・KABA.ちゃんさんからのコメントをWEB限定で公開中!是非ご覧ください♪