今回のゲストは、俳優や映画監督として活躍する一方、最近はバラエティ番組でも大人気の大鶴義丹さん!
故郷かつ地元である新宿の老舗名店より、二人の面白対談を産地直送♪

—故郷について—

CO-KEY(以下C): 今日はプライベートでも仲良くさせてもらっている義丹さんと初対談という事で楽しみにしてました!宜しくお願いします♪

大鶴義丹(以下O): 宜しく~!じゃあ、今日は何でも聞いちゃって!

C:
では早速、まずはこの対談のメインテーマである「故郷」の話を聞きたいのですが、義丹さんの場合、今まで対談してきた地方出身のタレントさんと違い、まさしく今対談しているこの大都会、新宿界隈が地元かつ故郷なんですよね。
O:
そうなんですよ。まさに新宿駅もあるJR中央線沿線の出身ですね。
C:
中央線といえば、僕の出た大学も武蔵境駅にあるので個人的にも思い出深い沿線なんですが、徳島と縁深い街(駅)でいうと、阿波踊りで有名な高円寺もありますね。
O:
そうそう。僕はその高円寺のとなりの阿佐ヶ谷で生まれたんですよ。
C:
じゃあ、ここ新宿からホント近いですね。
O:
そうだね~。新宿まで5、6キロだから、自転車でも全然行けちゃう距離。
C:
では、今回はその地元エリアの事をもっと掘り下げて聞きたいのですが、中央線といえば僕の母校しかり、大学が沢山あるので学生が多いイメージがあるんですが・・・
O:
そういう意味では学生もそうだし、地方から来て音楽や役者目指す人なんかもよく住んでいる場所ですよね。
C:
確かに多いですね。それもあってか安くて美味しい居酒屋とかも沢山ありますよね。
O:
まあ、中央線は新宿から始まり、すべてが酔っ払いタウンですから(笑)特に、東中野・中野・高円寺・阿佐ヶ谷・荻窪・西荻窪・吉祥寺の7駅がね。もう酔っ払いの「神セブン」ですよ(笑)
C:
ハハハッ!!自分も学生時代はその「神セブン」でよく飲んでました(笑)なんかその界隈は都会と下町が混在してる独特の感じなんですよね。
O:
そうそう、吉祥寺の「ハモニカ横町」なんか行けば、外国人がモツ焼きとホッピー飲んでたりするからね(笑)
C:
では、その神セブンで義丹さんオススメのお店とかあります?
O:
う~ん。この神セブンは奥が深すぎて、まだまだ掘り下げられてないけど、中央線沿線で最近流行っている四文屋(しもんや)って言うチェーン店はオススメですね。その店は、モツ焼き・焼き鳥・魚とか、色々なバージョンの四文屋があるんだけど、どこも本当に安くてうまいですよ。
C:
へ~、そこはまだ行った事ないので、行ってみたいですね。
O:
あとは、高円寺に、4、5軒のラーメン屋の連なるラーメン横丁があるので、阿波踊りなんかで来る時は、是非ラーメン食べ歩きなんかもして欲しいですね。
C:
それは良いですね。東京は、全国の色んな味のラーメンがあるので楽しめますよね。そう言えば、僕の大学のあった武蔵境には、汁のないラーメン「油そば」発祥のお店「珍珍亭」があって、そこもマチガイナイですね。
O:
あ〜、そこも有名だよね。あと、麺繋がりだと、最近は「武蔵野うどん」という、極太のうどんがブームになりつつありますね。さっきの神セブンのちょっと先、東京の西側の多摩地区あたりに昔からあるうどんで、麺が親指ぐらいの太さなんですよ。そりゃあ、四国のうどんは世界一だろうけど、独自の進化をした、この武蔵野うどんも食べてほしいですね。
C:
もう、麺好きの徳島県民にはたまらない情報ですね!ただ、このエリアだけでそんなにオススメがあったら、夏休みとかに東京に来ても、一回じゃ回りきれませんね・・・(笑)
O:
まあ、せっかく東京に来たら、メジャーな観光スポット行ったり、隅田川の屋形船乗ってハゼとかの天麩羅も是非食べて欲しいですけど、ディープに楽しむなら「神セブン」!!(笑)
 

—芸能一家に生まれて—

C:
では次に、そんな東京の中心で育った義丹さんの少年時代の話を聞きたいのですが・・・
O:
まあ、今では新宿周辺は本当に都会ですけど、物心ついた4,5歳の頃は、まだまだ家の近所には畑も多かったし、防空壕とかも残ってたのでそこでよく遊んでましたよ。
C:
へ~、この大都会・新宿近辺に畑や防空壕が沢山あったなんて想像もつきませんね。
O:
そう、現在の新宿の高層ビルの建っているあたりは、もともと淀橋浄水場って場所で、何にもなかったんですよ。それが筍みたいにどんどん超高層建ビルが建っていくのを、学校の屋上とから見てて子供心に「世の中進化してるな〜」って、高度経済成長を肌で感じながら感動してましたね(笑)
C:
感受性豊かな子供ですね〜(笑)その感性はやっぱり、芥川賞作家でもあり、演出家・俳優でもあるお父さん(唐十郎さん)や、女優のお母さん(李麗仙さん)という、ご両親のもとで育った影響もあるんですかね?
O:
う~ん、それは分からないけど、そんな両親や親の劇団にいた強烈な個性やルックスの舞台俳優の方に囲まれて育ちましたから、普通の環境ではなかったかもですね・・・(笑)
C:
いや、むしろそんな環境にいたからこそ、今の多才な「大鶴義丹」という面白人間が形成されたんだと思います(笑)
O:
ハハハ、それはあるかもね(笑)
C:
ちなみに、義丹さん自身はいつ頃から芝居とか芸能の世界に興味を持ち始めたんですか?
O:
いつの間にか気づいたらって感じでしたね。なので、15歳の頃、NHKのテレビドラマで役者デビューしたきっかけも、ウチの家の劇団がその番組に関係していて、「お前も出てみるか」みたいな感じでしたからね。
C:
なるほど〜。でも、役者としてキャリアを本格的に歩み始める一方、大学時代には小説を書いて、すばる文学賞を受賞したり、現在に通じる幅広い才能を開花させていくワケですが、役者以外の事にも昔から興味があったんですか?
O:
まあ、こういった仕事に関わりながら長く続けていきたいとは思ってましたね。それに、親父も本を書いたり、演じたりと、色々やってましたから、結局それをなぞってる部分もあると思うんですけどね。
C:
そんな偉大なお父さんの遺伝子を受け継いで、今では役者はもちろん、脚本家や映画監督としても活躍し、昨年はご自身が監督した映画「キリン POINT OF NO RETURN!」も話題を呼びましたよね〜。それに加え、最近はタレントとしても多数のテレビ番組に出演し、この前はパプアニューギニアまで旅番組で行ってましたね〜。あれも面白かった!あとは、今レギュラー出演されてるバラエティ番組「アウト×デラックス」、あれも先週のぶっちゃけトークめちゃくちゃ笑いましたよ!
O:
・・・っていうか、コーキ君よく知ってるね〜!!(笑)
C:
そりゃあ、義丹さんの事を勝手に兄貴と思ってるので、兄の出演番組は見逃せないですよ!!(笑)では最後に、そんな僕がリスペクトする義丹さんにとって、その才能を育んだ地元であり故郷である、神セブンこと中央線エリアとはどんな存在か教えてください。
O:
僕の中の中央線沿線の印象は凄くノイジーなんですよ、猥雑で。都会なんだけど、色んな文化が入り混じっていて、本当にカオスなんですよ(笑)。でも、その奥に笑顔があって、温かい。だから妙に落ち着くん場所なんです。それが何にでも好奇心旺盛な自分の性格の元になってるのかなって思いますね。
C:
ある意味特殊な芸能一家という家庭に生まれ、中央線沿線のカオスな世界の中でもまれ育ったからこそ、現在のタレント・俳優・監督・小説家といった活動の幅の広さに繋がっているんですね。今日はありがとうございました!また飲みに連れてってください♪
O:
うん、行こう、行こう!
 

—こぼれ話—

C:
義丹さんは仕事だけでなく、趣味の方も釣りやバイク、更には自分で本格的な料理もするくらいグルメであったり、本当に多趣味ですよね。
O:
遊びが大好きなんですよ。ホント、「バカ旦那気質」って言うかね(笑)
C:
いやいや、それが全部仕事に活きてるんだからスゴイですよ。ちなみに、ドラマの撮影や旅番組のロケなどで全国の名所を巡ってる中で、思い出に残ってるグルメや場所はありますか?
O:
グルメだと、また麺類になっちゃうけど、最近世界遺産にも選ばれた富士山麓の「吉田のうどん」も歯ごたえがあっていいですし、福島県の大内宿(おおうちじゅく)って言う昔の家が並んでる観光地も良くて、そこの名物「ネギそば」って言うのもインパクトありますよ。
C:
えっ、それはどんな蕎麦なんですか?
O:
そばを、箸じゃなく長ねぎまるごと一本で食べるんですよ。
C:
めっちゃ食べにくそうじゃないですか!(笑)
O:
そうなんだよね!そばが本当においしいから、「そばだけ食べたい」って試しに言ってみたら、これは縁起物なので、ダメだって言われましたね(笑)聴くところによると、もともと結婚式に出される食べ物で、そばのお椀が女性で、ネギが男性のそれぞれ性器を表していて、子宝に恵まれるような願を込めた食べ物らしくてね。
C:
それ聞くと尚更ねぎは食べづらいです!(笑)では、バイクのツーリングで行って良かったのはありますか?
O:
千葉の館山の方にある「ばんや」っていう食堂は良かったですね。海沿いにあるんですけど、魚は何でもおいしくて刺身も大盛りでオススメ。そう言えば、僕は行けなかったけど、僕の仲間が、この前四国にツーリング行ってすごく良かったって言ってまして、僕も興味があるんですよ。
C:
え~、てことは、まだ徳島はいらしたことないんですか?
O:
仕事では10年ぐらい前に「ザ・フィッシング」と言う番組で吉野川でバス釣りしに行きましたけど、プライベートではまだないですね。
C:
じゃあ、まだ本場の阿波踊りも未体験ですか!?
O:
そうなんですよね~。僕の地元の高円寺と徳島は阿波踊り繋がりだし行ってみたいですね。
C:
では今度招待するので是非遊びに来て下さい!
O:
行きたいですねぇ。でも踊らないよ~(笑)
C:
いや、それが、逆に踊らない方が恥ずかしいって感じになりますから!もし来た時は僕が色んな名所も案内するので、いつか徳島を舞台にした映画を作ってください!ちなみに僕の役は、義丹さんの弟役でお願いします!(笑)
O:
ハハハッ!考えときます(笑)
 
動画コメント

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