今回のゲストは、明るい笑顔と飾らないキャラクターで人気急上昇中のタレント・春香クリスティーンさん!
彼女の魅力溢れる故郷・スイスの話から、意外なエピソードに加え、WEBでは面白こぼれ話も大公開♪

カメラ:Yoshimi 撮影協力:ホリプロ

—故郷について—

CO-KEY(以下C): さて、これまで全国の地方出身のタレントさん達と故郷トークをさせて頂いてきましたが、今回はグローバルに春香ちゃんの故郷、スイスの事を色々聞かせてください!

春香クリスティーン(以下H): 是非、宜しくお願いします!

C:
まず一般的にスイスと言うと、教科書で習った永世中立国という以外は、時計やチーズ、スイス国旗のマークが入ったアーミーナイフとか・・・あとは、アルプスの少女ハイジぐらいしかパッと浮かばないのですが・・・(笑)
H:
まさにそれを全部足した感じの国です(笑) 凄く自然が豊かで、景色も良くて、空気もキレイなとこですよ♪
C:
でもなんか、寒そうなイメージもあるんですけど・・・
H:
確かに冬は寒いですけど、夏は30度越える日もあって普通に四季もありますし、暑くならないのは山の上の方だけですよ(笑)
C:
あ~、まさにハイジの住んでるあたりですね!なんかヤギがいたり、パンが妙に美味しそうな(笑)
H:
あっ、パンは本当に美味しいですよ!でも、日本のとはちょっと違って、スイスのパンの耳は日本のよりすごく堅くて、しっかり力入れないと、噛み切れないぐらいです。
C:
フランスパンぐらいな堅さ?
H:
あれは、まだまだ柔らかいです(笑) もっと耳が厚くて、ずっと噛み続けなきゃならないほどですが、それがまた深い味わいなんですよ。
C:
じゃあ、スイスの皆さんはアゴが丈夫なんですね(笑)
H:
はい(笑) 実際、歯の生え始めた小さい子にパンの耳を食べさせて、歯とかアゴをトレーニングするんですよ。
C:
へ~!じゃあ、春香ちゃんはスイスのどの辺で、パンの耳でアゴを鍛えつつ育ったんですか?(笑)
H:
私の地元は、チューリッヒというスイスで一番大きい都市です。
C:
あ、その場所は聞いたことあります!そこがスイスの首都でしたっけ?
H:
首都はベルンという都市ですね。
C:
ベルン!?ドイツのベルリンなら知ってますが・・・。でも、なんでチューリッヒは聞いたことあるんだろう?
H:
チューリッヒは多くの海外企業が本社を置く世界都市で、金融機関や銀行がやたら多かったりするからですかね。
C:
それだ~!漫画のゴルゴ13でやたらと出てきますもん、「スイス銀行の口座」って(笑)
H:
はい(笑) でも、実際は「スイス銀行」っていうのは無いんですよ。
C:
えっ、そうなんですか!?じゃあ、なんでそんなにスイスの銀行って有名なんですか?
H:
色んな理由があると思うんですが、その一つにはセキュリティが徹底されてる事で、世界中の資産家が利用してるからじゃないですかね。スイスは個人情報保護法がしっかりしていて、今は違いますが、少し前までは犯罪者の口座であっても、プライバシーの観点から誰もその口座を開けられませんでしたから。
C:
なるほど~。それでゴルゴ13も愛用してるわけだ!!(笑)
H:
そうかもしれません!(笑)
C:
そんなヨーロッパの中でもある意味、特殊かつ独自のスタンスを保つスイスですが、確か言葉的にはスイス語ってないんですよね?
H:
そうなんです。私の育ったチューリッヒはドイツ語圏で、国際会議が開かれるジュネーブなんかはフランス語圏なんです。また、地域によってはイタリア語圏の場所もありますし、ロマンシュ語という、3万人ぐらいしか喋らない言葉もあるんです。
C:
そんなに分かれてるんですか!?それで、春香ちゃんも何ヶ国語も喋れるんですね。それにしても同じ国の人なのに地域によって言葉が違うとコミニケーションとるの大変そうですね。
H:
そうですね。ただ、小学5年生ぐらいからそれぞれ別の言語を習いますし、スイスでは色んな言葉が飛び交うのは、結構日常茶飯事なんですよ。
C:
それって日本で例えると、北海道の人がロシア語や中国語、九州の人が韓国語を喋ってる感じですよね・・・ん~、ややこしい!!(笑)
H:
アハハッ!それに近いですね(笑) なので例えば、スーパーでチーズを買う時も、パッケージにはドイツ語でケーネ、フランス語でフロマンジェ、イタリア語でフォルマッジオ、と書かれていて、商品説明も3ヶ国語で表示されてるんです。そんな環境の中で生活してますから、自然と色んな言語が身に着くんでしょうね。
C:
いやいや、それはそうかもしれませんが、そんだけ商品説明にスペースとってたら、スイスでチロルチョコなんか発売した日には、パッケージに文字が書ききれませんよ~!!(笑)
 

—第二の故郷・日本へ—

C:
では、次に春香ちゃん自身のスイス時代の話も聞きたいのですが、日本に来る前はどんな子でした?
H:
実は、すっごい静かで大人しい子でした(笑)
C:
え~!今では明るくて活発なイメージですが、どちらが本当なんですか?(笑)
H:
どっちも本当の自分だとは思います(笑) もともと凄い人見知りで、外に出ると一言も喋らないような子で、家に帰ると元気になって、お母さんにはわがまま言っちゃうタイプでしたね(笑)
C:
あら~、何でまたそんなにシャイな内弁慶だったんですかね?
H:
それは今思うと、父が日本人なので、もしかしたら私も日本人特有の「空気を読む」っていう気質があったのかもですね。海外の人は皆個々の主張が強いので、何かでグループ分けする時は、いつも最後まで待って少ない方に行ってましたね。
C:
そんなとこで日本人の遺伝子が出たりするもんなんですね。じゃあ、他にも自分は日本人ぽいと感じるとこはありました?
H:
ありますね。一つは7歳下の妹が金髪なんで、茶色い髪の私は日本に来るまで、完璧にルックスも日本人寄りだと思ってましたね(笑) それと、昔から日本の本やテレビが好きで、特に『笑点』が大好きで、あの番組を観てると、日本には幼少期にしか行ったことないのに、不思議と私の中のもう一つの故郷だって感覚があったんですよ。
C:
まさか、山田くんの座布団がスイスにまで舞い降りてたとはびっくりですね(笑) では単身で来日する決断の裏には、『笑点』とかの日本のテレビを通じて芽生えた憧れがあったんですね。
H:
もちろん、それだけではないですけど、とりあえずは日本に住んで、私のもうひとつの故郷・日本の事をもっとよく知りたいと思ったんです。それで厳格な父を何年もかけて説得して、ようやく許可が下りた2008年、16歳の時に日本に来ました。
C:
まさに、石の上ならぬ、笑点の「座布団の上にも三年」 ですね(笑) でも、そこからどうやって夢のテレビの世界へ?
H:
最初は日本に来ても人見知りは治らず、高校でもあまり友達ができなかったので高三の時、自分を変えたい気持ちもあって、今の事務所にオーディションを受けたのがきっかけです。
C:
それが初めてのオーディションだったのですか?
H:
いいえ、スイスにいる時も今の事務所に応募はしたんですけど落選しちゃいました・・・(笑)
C:
でも、その熱い思いと行動力が遂に実を結んだんですね。そこからは皆さんもご存知のように、現在『はなまるマーケット』や『ミヤネ屋』にレギュラー出演したり、趣味の国会議員おっかけ等でも話題となり、まさに憧れだった日本で大活躍中ですが、最後にそんな夢を叶えた春香ちゃんにとって、今もご家族が住む故郷・スイスはどんな存在か教えてください。
H:
私にとってスイスは「タイムマシン」ですね。スイスは時を刻む時計の国って言うのもありますし、日本に来てからもう何年も帰ってないですし、距離や時間、文化も全く違う場所なので、今はスイスがどこか不思議な世界な感じがするんです。
C:
確かに今久々に同級生に会ったら、一気に数年歳とってるし、春香ちゃんもあんなに地元では大人しかったのに、こんな明るいキャラになってるしね(笑)
H:
実際、この前『ミヤネ屋』の番組の企画で、スタッフさんが今の私の映像を持って当時の先生に会いに行ってくれたんですけど、ドイツ語で日本の芸人さんのギャグを言うのを見て「ずいぶん明るくなったわ!」って驚いてました(笑) まぁ、そういうサプライズも含めてもタイムマシンなんじゃないかなって思います。
C:
なるほど、時空を越える故郷・スイス!良いですね。今日はありがとうございました!
H:
ありがとうございました!
 

—こぼれ話~政治家にハマったきっかけ~—

C:
春香ちゃんといえば、日本初!?の国会議員の追っかけとして注目を浴びましたが、そもそも日本の政治や議員さんにハマったきっかけは?
H:
H:最初、日本に来て凄く不思議だったのが、同年代の皆が世の中の情勢に全然興味がない事だったんです。というのも、スイスでは「20ミニュテン」(20分)っていう無料の新聞があって、中学生から大人までこれを毎朝読むのが習慣になってるんですね。タイトル通り20分位で読めて、今の世の中で起きていることがざっと分かるので、学生でも休み時間に政治ネタとかも普通に話題になるんです。でも日本に来たらそれが全く無くて…。同級生に政治や選挙について聴いても「私が言っても何にも変わらない」とか「政治家は皆ウソつき」と言った意見ばかりでだったので、本当はどうなんだろうと思うようになり、国会議事堂に通い始めたのが全てのきっかけですね。
C:
また、いきなり国会議事堂に通うって!(笑)それで、ハマっちゃったんですか?
H:
そうなんです!無料で色々見学出来て、係の方にも色々教えてもらえるんですよ!例えば、国会議事堂建設にまつわる話とかも面白くて、あそこは外国製の物はステンドグラスとドアノブとメールシューターの3つしか無くて、それ以外は全て日本の技術の粋を集めて作られるんですよ。そういった日本の誇りとこだわりを持った建物の中で、全国から議員さんが集まって議論してるなんて凄くないですか!!
C:
確かに凄い!むしろ、春香ちゃんの豆知識が凄い!(笑) そして、最終的には政治家という人物自体に興味が湧いてきたんですね。
H:
そうですね。もちろん選挙ではマニフェストも大事ですが、同じ党の候補者でも1人1人微妙に意見も違いますから、私は政党だけではなく人で見ることも大事だと思い、政治家の方のカルタなんかも作ってみました。
C:
あ、その政治家カルタ、テレビで観たことあるけど、あれは世界一マニアックなカルタですね・・・(笑)ちなみに、カルタするほど好きな国会議員さんの中で、一番最初に気になった方って誰ですか?
H:
岡田克也さんですかね。なんか独特の雰囲気がありましてね。まっすぐで、ブレない感じがしますよね。一度お見かけした時に颯爽と歩いていて凄いオーラを感じました。小沢一郎さんにお会いしてお話した時も凄くオーラ感じましたね~。
C:
分かります。僕も政治家の人には結構お会いしてますが、亡くなったハマコー先生とかも特殊なオーラを放ってましたね~。やっぱり皆さん芯を持ってる人は独特の雰囲気をかもし出してますよね。では、そんな沢山の魅力ある政治家の先生がいる中、春香ちゃんの一番理想の人は?
H:
はい、政治家の方ではないのですが、ジャーナリストの田原総一郎さんです!あのブレない感と、色んな事にチャレンジする好奇心旺盛さ、思った事をしっかり言える勇気、失う事をおそれない気持ちなんか大好きですね。
C:
なるほど~・・・って、これだけ議員さんの事を熱く語っておいて、理想の人は議員さんじゃないんかい~~!!(笑)
 
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