今回のゲストは、個性溢れるモデルとして幅広く活躍中のイタリア出身・ジローラモさん!
故郷・ナポリの話に加え、意外な過去や「ちょいワル」な面白エピソード満載でお届け〜♪

カメラ:Tany 撮影協力:ターボロディマリア

—故郷・ナポリについて—

CO-KEY(以下C): さて、今回は前回のスイス出身・春香クリスティーンちゃんに続き、同じヨーロッパはイタリア出身のジローさんに故郷の話を色々聞かせて頂きたいと思います!

パンツェッタ・ジローラモ(以下G): はい、何でも聞かせますよ!

C:
では早速、まずジローさんの出身地、イタリアのナポリという街について教えてください。
G:
ナポリはイタリアの中ではミラノ、ローマに続く3番目に大きい街ですね。ローマから200kmくらい南で、地中海沿いの街です。
C:
地中海というと、食事は魚介類が中心なんですか?
G:
皆さんそういうイメージかもしれませんが、実は一般の家庭では肉料理がメインで、魚料理は週1回くらいですね。魚を使った料理・アクアパッツアとか、貝を使ったボンゴレなんかのナポリの名物料理は、地元のレストランで食べる事が多いですね。
C:
わ〜、地元のレストランとか絶対美味しんだろうなぁ。ジローさんのお気に入りのお店とかはあります?
G:
魚料理だったら、下町の方にある「ドーラ」ってお店にはよく行きますね。そこはめっちゃくちゃ美味しいですよ!
C:
行きたい~~!!その他にもオススメのお店や名物はありますか!?
G:
まあ、いっぱいありすぎて難しいですが、やっぱりナポリピッツァは有名だし、どこのお店も美味しいですね。例えば、「ブランディ」、「マットッツイ」、日本にもある「ミケーレ」とかね。他には「レミジェーロ」のイタリアンジェラート(アイス)も間違いないよ!
C:
もう食べ物の話聞いただけで、ナポリに行きたくなりますね!では、そのナポリの観光スポットと言えば?
G:
もう全部ですよ!「ナポリを見て死ね」って言葉があるくらい、海に面した美しい場所ですから。有名なスポットだと、ポンペイの遺跡とか、青の洞窟。あと世界遺産にも選ばれた、ギリシャ時代からある旧市街のスパッカナポリ。ここに行けば屋台とかお店もいっぱいあるよ。あと、ナポリではクリスマスの時に、イエスさまの生まれたシーンとかを人形で作って飾る伝統があって、その人形を作る職人もそこにいて作っている所を見られるんです。そのキレイな人形達はクリスマス以外でもサンマルティーノ博物館行けばみれるよ。
C:
なるほど~。では実際、イタリアに初めて行くとしたらどういうコースが良いですか?
G:
それぞれの街で色や雰囲気違うから、色々行って欲しいよね。もし初めてなら、ミラノからスタートして、水の都ヴェネツィアに行ってフィレンツェ、ローマ、そしてナポリかな。時間があればシシリアもね。ツアーだったら約1週間くらいで廻れますし、飛行機やバス、イタリアの新幹線ユーロスターとかを使えば快適ですよ。もっと楽しみたい人は、自分の気に入った街を拠点に「ロミオとジュリエット」の舞台としても有名なヴェローナとか、旧市街が世界遺産になっているシエナとかにも行って欲しいですね。
C:
ちなみに行く時期によっては各地のお祭りとかもあると思うのですが、有名な祭りとかはありますか?
G:
色々ありますが、特にヴェネツィアの2月に行われる祭り「カーニバル」は有名で、ハロウィンみたいに皆が仮装するので面白いですよ。
C:
なんか、色々聞いてると今までイタリアに行った事がない事を既に悔やんでます!(笑)
 

—少年時代—

C:
では次に、少年時代の事を伺いたいのですが、育ちはずっと地元ナポリですか?
G:
そうなんですけど、お父さんが建設会社をやってたのでローマにも家があったり、お父さんと一緒にイタリアの色々な街や場所へ行ってましたね。
C:
ちなみに御兄弟は?
G:
3人ですね。末っ子が私。
C:
なるほど。聞いたとこによると、そんなジローさんは少年時代、地元のサッカーチームで活躍していたそうですが、やはりイタリアではサッカーが最もポピュラーなスポーツなんですか?
G:
サッカーと自転車かな。昔は自転車の方が人気あったくらいですよ。
C:
へ~~。じゃあ、みんな競技用とかの本格的な自転車に乗ってたりするんですか?
G:
そういう人も沢山いますね。特に北のエリアに行くと平らな場所が多いから、今でも週末に皆でサイクリングを楽しんだり、出勤前に平気で5,60キロ乗る人がゴロゴロいますよ。まぁ、ナポリは坂が多いから自転車より、私達は家の前のスペースやストリートでサッカーを毎日やってましたね。
C:
じゃあ、そんな活発なサッカー少年が地元で活躍してたってことは、当時から女の子にモテモテの「ちょいワル」子供だったんですか?(笑)
G:
いや、実はそれが当時はシャイで、恥ずかしがり屋というか、あんまり喋らない子だったんですね~(笑)
C:
えッーー!今とは真逆で想像つかないんですけど、では何がきっかけで今のような明るいキャラクターになったんですか!?
G:
それはやっぱり恋ですね~(笑)やっぱり女の子にフラれたりすると悔しいじゃない?だから上手くいきたくて色々と考えているうちに明るくなったよ(笑)
C:
その考え自体がある意味「ちょいワル」です!(笑)
 

—第二の故郷・日本—

C:
では、そんなジローさんが日本に来たきっかけは?
G:
私のお父さんの友達が、日本人の建築家について本を書くために日本に来たんです。当時私もその人と仕事してたから一緒に日本に来たんですね。
C:
それまでは日本について知識はありました?
G:
当時TVドラマの「子連れ狼」がイタリアで人気あったんで、そのイメージしかありませんでしたね。
C:
じゃあ、そういった着物を着てる人が多いと思ってました?
G:
そういう事です(笑)今から25,6年前ですけどね。でも実際来たら、あんなカッコの人いないじゃないかって思いましたよ(笑)でも、京都に行ったら、ちょっとドラマの世界と近い所もあって満足しましたけどね(笑)
C:
ハハハッ!でも、最初は日本語喋れなかったんですよね?
G:
はい。だからその後、日本語学校行って、大学に通って憶えました。
C:
でも最初来られた時は、こんなに長く日本にいるつもりはなかったですよね?
G:
そうですね。でも、せっかく日本に来たんだから大学に行って最後まで勉強しようって決めて、ちゃんと終わらないとイタリアへは帰れないと思ってましたね。そしたら、その頃NHKにスカウトされて、イタリア語会話の番組に出る事になったり、今の奥さんとも出逢って結婚して日本で住む事になりましたね。
C:
その後、今に通じる「ちょいワル」という流行語を生み出した雑誌「LEON」のファッションモデルとして活躍する事になるワケですが、それまでの建築の仕事からモデルを務めるようになったきっかけは?
G:
元々イタリアでもファッションには興味があって、そういった会社でアルバイトした事もあったんですけど、日本でテレビの仕事し始めたら、ファッション業界の方達からキャラが面白いからって事で声を掛けられるようになってモデルをする事になったんですね。それが「LEON」に繋がって行った感じですね。
C:
「LEON」のモデルを始めた当時おいくつでしたか?
G:
39歳くらいですね。最初は一年だけの予定だったみたいですが、評判が良かったみたいで、もうかれこれ12年やってますね。ギネスものですね(笑)
C:
確かに普通、一つの雑誌で専属モデルをするのは、2,3年ですよね。そう考えるとまさにギネス級ですね(笑)
G:
私自身もこんなに長い間、モデルとして表に出てファッションと絡むことは想像して無かったし驚きですね(笑)
C:
では、そんなジローさんが今シーズン一押しのファッションで読者が真似できそうな物はありますか?
G:
最近はシャツの代わりに、ジャケットの下に薄いダウン着るのが良いと思いますよ。結構カッコいいよ。
C:
じゃあ、そのカッコをして、ジローさんみたいに明るく女性に声を掛ければモテモテですか!?(笑)
G:
そうだね(笑)後はその女性の魅力的なとこを見つけていっぱい褒める事ですね!
C:
なるほど〜!ちょいワルなアドバイスありがとうございます!(笑)それでは最後に、そんなちょいワルでカッコいいジローさんを生んだ故郷・ナポリとは、ジローさんにとってどんな場所か教えてください。
G:
世界一好きな場所ですね。でもそれは、日本にこうして住むことで外からイタリアを見ることが出来たから、もっともっと好きなったんですね。だから、第二の故郷・日本のおかげだね!(笑)
C:
日本が自分の故郷をもっと好きにさせてくれたなんて・・・さすがジローさん!褒め上手!!(笑)今日はありがとうございました!
G:
こちらこそ、また会いましょう!
 

—こぼれ話—

C:
ところで、日本のイタリアンレストランではよくナポリ風とかミラノ風という言葉を見ますが、同じ国でも北と南で味が大きく変わるんでしょうか?
G:
北とか南だけじゃなくて、街によって違いますね。昔、イタリアは小さい国がいっぱいあって、それぞれ地域で獲れるものが違うから、街によってワインも料理の味付けも違うんです。パスタも日本では、多分そばやラーメンの影響から長い麺のようなパスタがメジャーですが、イタリアでは地域や料理で使うパスタが全部違うんです。
C:
確かに日本で昔から親しまれてる「ナポリタン」なんかは、日本で独自に生まれた洋風やきそばみたいな料理ですもんね。
G:
そうね・・・(ここで携帯が鳴る)
C:
あっ、どうぞ。全然出ちゃってください!
G:
ごめんね!(携帯を見ながら・・・)メールが来たよ♪
C:
なんか嬉しそうですけど、良いニュースでした?
G:
可愛い子からだったよ!!
C:
相変わらず、モテモテですね〜(笑)でも、そんなに沢山の女性達に「可愛い」とか「好き」なんて言ってたら、「みんなにそうやって言ってるんでしょ!?」みたいに、やきもちとか焼かれませんか?
G:
みんなに同じこと言わなければ、いいですよ!「好き」って言っても色々な言葉や表現があるし、言葉だけじゃなくて、花を持って行って伝えたりね。
C:
なるほど~!では最近、日本で増えている草食系男子と言われるシャイな男性陣に女性を口説く鉄板の方法や決め台詞なんかを伝授してくれますか?
G:
その時々によって状況や雰囲気が違うので、決まり文句は無いよですよ。ただ、その場の空気や相手の気持ちを読んで、女性の良いとこを見つけて褒める事ですね。とにかく褒める事が大切なんですね。
C:
「とにかく褒める!」実に分かりやすいアドバイスありがとうございます!(笑)ちなみに、女性以外に最近はまっているものはありますか?
G:
最近は「畑」ですね。女性と同じで、それぞれ野菜も個性があるので作るのは面白くて楽しいですね。今はジャガイモとソバを作ってます。
C:
へ~~。まさか女性と野菜に共通点があるとは、ビックリです(笑)
 
動画コメント

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