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岸学(左)と佐藤満春(右)で2001年、「どきどきキャンプ」結成。「爆笑レッドカーペット」、「ザ・イロモネア」、「エンタの神様」、「アメトーーク!」など様々なバラエティ番組に出演しブレイク。海外ドラマ「24 -TWENTY FOUR-」の登場人物・ジャック・バウアーのモノマネでもお馴染みの岸は「R-1ぐらんぷり」の決勝に何度も進出。現在、コンビで多数のTV・ラジオ・ネット番組にレギュラー出演中。どきどきキャンプベストネタライブ「サスロ」DVD発売中!
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東京出身で東京で育った僕にとって地方への営業、イベント出演などはまさに小旅行であり、気分転換と言っても過言ではない。 いや、気分転換はちょっと過言だ。なぜなら仕事なのだから。
少しだけテレビに出させてもらう機会があって、それと同時に東京を離れた土地で会館ライブ、それから大型のショッピングセンターの吹き抜けのイベントスペースでネタ披露という所謂「営業」というやつに行くことも増えた。
営業は短いもので20分。長いもので30分×2ステージというものまである。1分ネタでテレビに出だした僕らにとってこれは脅威だった。
営業に行き始めの頃は、ある程度やれるネタをやってさて結構経ったかな、なんてぱっと時計を見たらまだ8分しか経ってない!なんてこともざらだった。
うちでいうと相方の岸が24のモノマネをするので声が潰れるという事態にも直面。
ちょっと喉を潰しながら低音を出してモノマネをするため、30分のステージでいうと後半10分くらいはただの「だみ声」になってたりもした。
次の日も営業だった日には開始一言目からただの声のしゃがれた太ったおじさんだったりしたのでまあ大変。
今ではもう慣れたもんで何分やろうが何日続こうが大丈夫らしい。
おそらくあの当時の日々が喉を強くした(壊した?)のだろうか。
イベント2ステージあると必然的に空き時間ができる。多い時は3時間4時間あいたりする。私佐藤は数少ない趣味の一つが散歩なのでもちろん空き時間は知らない土地の大自然、山々を見ながらぼけーっとよだれを垂らしながら歩きたいわけである。
1ステージ目が終わって楽屋に戻り、マネージャーと3人で雑談。
すると相方の岸が空き時間は買い物に行くと言い出す。すかさず言葉が丁寧でおなじみの男性マネージャーが
「岸さん一人で歩くとお客さんに気づかれて大変でしょうから私も一緒についていかせてください」と告げる。
「あ、僕も一応散歩に行くけどいいかな?」とそのマネージャーに告げると
「佐藤さんのことは全然誰も知らないので大丈夫です、一人で歩かれて構いません」 と即答。
じゃないほう芸人だと言われる僕ですがここまで丁寧に心に突き刺してくれたのは後にも先にも彼一人だったりします。
なので皆さん、地方営業の空き時間にもし僕を見かけたらすごく優しくしてください。
ま、見つけられたらの話ですけど。
小さいほうのチロちゃんは時折会話が成り立ちませんがいつも笑顔なんでとにかく楽しいです。
大きいゴンさんはそのお兄さんみたいで素敵です。この二人の体を使った芸はとにかく凄いの一言、はずしたのを見たことがありません!