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山崎ノボル(右)北澤仁(左)。中学の同級生コンビ北澤はブサイク担当と言われるも彼の作り出す笑いはまさしく、これぞTHE北澤ワールド。山崎は自称ハンサム担当。二人のコミカルかつ軽快なコント舞台に根強いファンも多い。キングオブコント2013準決勝進出。
ロビンソンズというコンビの北澤と申します。顔の個性的な方、と言えば一目瞭然でしょうか。 僕らコンビは中学の同級生でして、二人とも生まれも育ちも東京です。
だからでしょうか、お仕事で地方に行く時は、もう二人とも修学旅行気分。どこに行こう、何を食べよう、最終的にはいつも帰りたくないと言っています。地方では「第二の故郷です!」なんておべっかのように言っていますが、本当にそんな気持ちにさせてもらってます。
僕が一番印象に残っているのは、やはり大阪ではないでしょうか。ある時、大阪の吉本で開催されるライブに呼んで頂き、出演することになりました。
僕は大阪に対して、強いコンプレックスを持っていました。恐怖心と言った方がいいのでしょうか。
僕らのネタがウケるのか?大阪の人達からしてみたら、全然面白くないんじゃないか?
小さい頃から、「大阪はお笑いの本場」という情報を刷り込まれて来た僕にとって、「初めて行く大阪で吉本の舞台に立つ」という出来事は、憂鬱以外の何物でもありませんでした。
本番前、せっかく来たのだから地元で有名なお店にご飯でも食べに行こうと。しかし、緊張のせいで味がしない。気分転換にぶらぶら散歩に出かけても、ネタの事ばかりが頭をよぎる。
そんなこんなでまったく大阪を堪能出来ないまま本番を迎えました。
「きっと客席の人達は、クスリともしないんだろうなぁ…」とか、
「東京に帰れー!なんて言われるかなぁ…」なんて、被害妄想とも言える考えしか頭に浮かばない状態で舞台へ。
結果…、ウケました。いつも以上に。東京でやる数倍ウケました。
その時思ったんです。
大阪はお笑いに厳しいのではなく、お笑いを愛してるのだと。僕は一気に大阪が好きになりました。その後の打ち上げでの料理が、まあ美味しかったこと。…福岡のもつ鍋屋でしたが。
翌日の大阪観光が楽しかったことは言うまでもありません。
地方に行くといつも発見があります。海外もいいけど、やっぱり日本人なら日本のすべてに行きたいです。どうか関係各所の皆様、どこへでも行きますので、僕らにお仕事をください。おっと、ここで営業はいかんいかん。
最後に、皆さんもぜひ東京にいらっしゃってください。
都会だ都会だと言われてる東京ですが、ただ背伸びしてるだけの、ちょっと日本の真ん中辺にある、地方です。
ザブングルさんは、僕がもっとも尊敬する事務所の先輩です。ケチでブサイクな加藤さん。お酒大好きで見た目だけはいい松尾さん。特に加藤さんは、地方へ行っても絶対に気づかれるほどのお顔の持ち主。こんな顔してる僕でも勝てません。どんな地方エピソードがあるのか楽しみですね。