シニア向けの雑誌や番組で片づけや整理収納の特集をよく見ます。年齢を重ねると、モノも多くなり、また捨てられない。もったいない。まだつかえるから。いろんな理由を抱えて、たくさんのモノに囲まれた生活をしている方がたくさんいらっしゃいます。家の中で過ごす時間の多いシニア世代にとって、家が片づいているかどうかは、暮らしの快適度を大きく左右します。人生を前向きに!楽しく!生きやすく!まずは身の回りのモノの整理からはじめてみませんか?
ムリに捨てなくても大丈夫。
「捨てると片づく」といわれがちな今。しかし、モノに対する思いが強ければ強いほど捨てられないわけで。捨てれば全て解決するか?というと違ってきます。特にシニア世代の持ち物は人生の長い経験と一緒に増えてきたモノたち。それらをぱっと簡単に捨てられない、手放すことができない理由はモノのストーリーや想いが込められているから。シニア世代の片づけの一番の目的は、スッキリときれいにすることだけではありません。「安心安全に自立して暮らせるために行うこと」です。決して、後ろ向きな片づけではなく、これからの楽しい生活に向けて必要なモノだけ を残したんだ!という前向きな行為と捉えてじっくり取り組まなければいけません。「捨てにくい」モノで一番多いのが着物。代々引き継がれた着物だから。と、着ないのにずっと持ち続け維持管理していることに負担を感じている方がとても多いのです。持っている精神的な幸せより、維持管理していく事に負担やストレスを感じている方もたくさんいらっしゃいます。そういった場合、少し時間をかけて判断してみましょう。着物だけに限らず、他のモノもそう。処分してゴミにするのはもったいないけれど、だれかもらってくれるなら!とリサイクルショップを利用することも1つの方法です。着てくれる方を探すことで、「精神的負担」が少なくなります。以前、泣く泣くいろんなモノを手放して後悔の毎日で苦しみましたという方とお会いしました。思い出の継がれた着物だから。と、着ないのにずっと持ち続け維持管理していることに負担を感じている方がとても多いのです。持っている精神的な幸せより、維持管理していく事に負担やストレスを感じている方もたくさんいらっしゃいます。そういった場合、少し時間をかけて判断してみましょう。
着物だけに限らず、他のモノもそう。処分してゴミにするのはもったいないけれど、だれかもらってくれるなら!とリサイクルショップを利用することも1つの方法です。着てくれる方を探すことで、「精神的負担」が少なくなります。以前、泣く泣くいろんなモノを手放して後悔の毎日で苦しみましたという方とお会いしました。思い出のモノを持っている事によって心のよ りどころになることもありますよね。特にシニア世代にはそういったモノがたくさんあるはず。一気に捨てるということをせず、使わないけど捨てられない。どうしても迷って躊躇して捨てられないモノなどは、とりあえず出して、ゆっくり考えることも正解です。また、長年の住み慣れた家での習慣やモノはここにあるのが便利なはずだ。と固定概念に縛られ、自分では気づかず不便な事や無駄な動きをしている事があります。単純なことひとつで、快適な暮らしになったり、家具の位置を少し変えてあげるだけで便利になったりすることも。 一度、客観的な視点で家の中を見直してみましょう。そして、片づけをやみくもにはじめてしまってはダメです。順調に片づけを進めていけるよう、「どうして片づけをするのか?」といった目的や方針、手順に至るまでしっかり現状を把握しながら進めていく必要があります。どうしたらいいんだろう。困ったな。という時は是非、片づけのプロである整理収納アドバイザーにご相談ください。心も身体も気持ちよく片づけを進められるコツを提案します。
シニア世代の整理収納あるある
「いつか使うかもしれないから」
この言葉はシニア世代の捨てられない人の定番のフレーズ。でもその「いつか」はいつ来るの?今、使おうと思えないモノなら、きっとそのモノの出番はずっとやってきません。すぐには処分できない場合は保管期限を決めて「保留ボックス」を作り、保管期限が過ぎてもつかわない場合は、自分にとって必要ないモノなんだと考え、処分することを検討してみませんか?
「もったいから捨てられない」
「もったいない」のそもそもの語源は仏教用語からきている言葉で「モノの価値を十分に生かし切きれておらずムダになっている」状態をあらわす言葉。大切だからとしまいこんでいる方がもったいないと思いませんか? よく食器類ももったいないからと言って大切に箱にしまいこんでいる方を現場でお見かけしますが、「使わない方がもったいないですよ、素敵な食器だからこそ、普段使いしませんか?」とお話します。普段使いに上質の食器を使うと、料理もいつもと違って美味しく感じたり、また丁寧に食器を洗うよう心掛けたり。日常使いのモノが素敵なモノ・自分の大切なモノに囲まれると、生活の満足度も向上し、心も豊かに丁寧な暮らしに繋がります。
「モノの片付けは心と頭の片付け」
モノの片づけというと単に、モノを片づけるだけと思いがちですが、実はモノの片づけを通じて、 心と頭を片づけることに繋がります。「今の私に必要なモノは何だろうか?」こうした繰り返しで、好きなモノや必要なモノをしっかり区別していくこと。そこから、同時に自分がどう生きていきたいのか?どんな風に暮らしていきたいのか?など具体的なビジョンが見えてきます。また整理の効果として、手や身体を動かして整理することによって得られる達成感がホルモンの分泌を促してくれ脳の活性化に繋がります。特にシニア世代の女性特有のホルモンバランスの崩れからくる軽いうつ症状に対しても効果を発揮すると言われています。モノの片づけは知らず知らずのうちに、心と頭にもいい影響を与えてくれポジティブな考え方の自分に変えてくれるきっかけになります。